FXの注文方法個人投資家のFX投資術

「IFD注文」



IFDはIf doneの略でもし注文が約定したらという意味です。新規の指値注文とその指値注文が約定した場合の決済指値注文を同時に注文する方法です。新規指値注文が約定した時点で、決済指値注文が有効となる注文方法です。

新規注文と決済注文を同時に行うのですが、最初の新規注文が約定しない限り決済注文は発動しません。

例えば、1ドル=100円のときに98円の買い注文を出し、この注文が98円で成立すると自動的に102円の売り注文が有効になるという使い方で売却を最初に購入する前に一緒に注文します。

為替相場を予想して、自分の希望する価格の新規注文が出せると同時に、それが約定した場合に損益確定の決済注文も行えるため、とても便利ですが気を付ける点があります。

上記の例だと98円で約定したとして、さらに乱降下した場合のリスクまでは考えていません。90円になろうが、50円になろうが102円になるまで決済しませんので大きな損がでても上記の注文方法だとリスク回避は出来ていないことになります。

ただし、このIFD注文を利用してリスク回避をすることができます。上記の例をそのまま使うと、98円の買い注文を出し、97円以下で売り注文を出せばリスク回避の方法として使えます。

利益確定を重視するか、損益限定、リスク回避を重視するかの選択もする必要があります。

IFD注文




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